経営指針成文化ペチャクチャ例会

「ところで実際どーだったの?ペチャクチャ力で解き明かす成文化セミナーの真実」

第44期経営指針成文化セミナー修了生がトークセッション方式で、受講前の印象や、実際に受講して何が変わったのか、

何を得たのかなどを女性最大の武器である”ぺちゃくちゃ力”を存分に生かしながら語っていただきました。

日時:2022年3月17日(水)18:00~21:00
女性部例会 後援経営労働委員会【Zoom&リアルハイブリッド開催】

報告者は昨年第44期経営指針成文化セミナー修了生の中から4名にご登壇頂きました。

中村鈴子さん 株式会社マックスプラン(港支部)    

田村望さん パキラハウス有限会社(豊島支部)       

秋吉利恵さん エンジェルサポート株式会社(葛飾支部) 

佐藤智子さん 株式会社ブラウズ(三多摩支部)

聞き手:

袰川咲栄さん 株式会社やんかわ商店(港支部)

例会はパネルトーク形式の質疑応答で各報告者にお話していただきました。

「受講前の印象とスタート時」について

外から見ると謎多き成文化セミナーですが、前半の質問では、参加者の皆さんはどんな思いで参加されたのか、また、
成文化セミナーを受ける前と受けた後の印象について伺いました。

サポーターとして一緒に受講期間を支えてくださった先輩方に見守られての緊張感がある中、ざっくばらんに当時のご自身の心境を語ってくださいました。

受ける前はネガティブな印象を持っていたという方は1名、怖い印象は持っていなかったという方が3名でした。

スタート時には、ご自身で既に経営をされていらっしゃる方、事業承継をされる予定である方、同友会での会員年数もバラバラで、業界も業種も様々な人たちがグループに混在する状況に、始めは戸惑いを抱えながらのスタートであった方が多かったようです。

受講のきっかけも、業績の改善のため、組織の改善のため、事業を継ぐ準備として、などなど各々の課題として揚げたられていたもは様々でした。

「受講スタイルの選択肢」について

コロナ渦ということで、参加スタイルがリアル会場とハイブリッドの選択肢があったことも参加しやすいポイントだったようです。

オンライン参加の場合では、他の参加者との距離感がなかなか縮まらない印象だったそうで「お互いの会社訪問などリアルで接する機会があった後からグッと身近に感じられた」との事でした。
これから受講される方には、参加方法を選ばれる際に、自分に合った方はどちらかを意識するのに良いポイントだと思いました。

「キーワードは大人の宿題」

受講中の苦労や何が大変だったかという質問で、何度も登場したキーワードが「宿題」でした。

受講生のゴールである「経営指針(経営理念・10年ビジョン・経営方針・経営計画)を成文化する」という生みの苦しみを行うために、ステップごとに用意された様々な宿題が出されていたのですが、

「やっていなかったら、大人になって初めてくらい怒られてショックだった」
「前に決めたことを変えると、その後の宿題にも影響して思うように進められず苦労した」
「やっていない人がいて驚いた。やるのは当たり前だと思っていた」
「質問していいと言われても何を質問したらいいかもわからなかった」

などなど、大人になって、ましてや経営層になってから「宿題」と名の付くものをやる事自体が中々無い中で、悪戦苦闘しながらもサポーターの皆さんに叱咤激励を受けて乗り越えられてきたご様子でした。

「挫折と粘り、自分と向き合わざるをえない時間」

受講中はとにかく苦しかったことは皆さん共通のご意見でした。

仕事も忙しい毎日の中で、宿題もあり、先輩方に怒られる、やってきてもダメ出しの連続。
正直、初めは怒りに近い感情でいっぱい。
でもその苦しい体験は同じグループの人達との連帯感を生んだようです。

そして印象的だったのは、「負けたくない」という想いから最後まで頑張ったというご意見。

講座が進む中で、受講生の皆さんが「自分に向き合う」時間を余儀なくされ、
それは、誰にでもなく「自分に」負けたくないという想いが最後は原動力だったのだとお察ししました。

「いつの間にか感謝へ」

最後にご登壇いただいた4名の皆さん、現時点での経営理念を発表して頂きました。

成文化セミナーが終わってからが本番というお気持ちで、これからも経営理念をブラッシュアップしていかれるそうです。

セミナー後の感想を伺うと、同じグループになった仲間との絆への感謝、初めは厳しく指摘されたサポーターの方々へも、終わってみたら感謝しかないという感謝の気持ちがコメントに多く発せられていたのが印象的でした。

例会に参加した感想

パネリストとしてご登壇くださった皆さんが、成文化セミナーでの経験を活かして、ご自身の次のステップへ既に行動を移されているのが何より素晴らしいと思いました。

成文化セミナーは中味が見えにくいと思われている中での、このペチャクチャ例会は、参加してみたいという方には大変参考になったと思います。

セミナーのお題である、「経営指針を成文化する」という意味は、何も立派な計画や言葉を書けというものでは無いんだな。
自分に向き合い、自分が何者で在り社会とどう拘わりたいかを問う時間で、それを言語化するためのサポートをしてもらえる場所だと理解しました。

成文化セミナーの使い方は参加者それぞれで考えればよいと思います。
きっとその想いに寄り添ってくれるサポーターの先輩方がいらっしゃることでしょう。

本音を言える活動報告は大変珍しく、有意義な場だったと思います。

ご参加の皆様、素晴らしいご報告をありがとうございました。