東京発!医療・福祉で社会を変える〜多様な可能性を実現〜

報告者
 大西真代氏
一般社団法人 ナースプラネット 代表理事
http://www.nurseplanet.jp

<事業内容>
◯ヘルパーを育成する「ナースプラネット」
◯体にいいものを紹介したい想いから健康食品を取り扱う
◯グループホーム「それいゆ」
◯ヘルパーステーション「それいゆ介護センター」
◯介護用品ショップ「それいゆ」

はじまりは、ビートたけしに会いたくて上京

東京の大学を進学するのに、国公立大学でという条件があり、将来、経済的自立して自由に生きられる看護師を志し看護学部に進学。
卒業後は、一般開業医等の臨床だけではなく看護雑誌の編集にも携わる。

医療看護から訪問介護の世界へ

一般開業医で理念なき金儲けに嫌気がさしていたころ、ナースネット(現ナースプラネットの前身)からダイレクトメールが届き、事業内容、会社の理念、ビジョンに共感し転職し、訪問介護の職に就くことに。入社後、仕事ができない人にも温かく、人間力が高く、患者さんの懐に上手く飛び込める人としても尊敬できる二人の先輩看護師との出逢い、大西氏の現在の仕事に対する姿勢に影響する。

行政の枠組みを超えて、東京で初めて療養通所を設立

それいゆは、みなさまのわがままを叶えるところ

自宅でお風呂に入れることが難しい。。。
一生通える場所があったらいいのに。。。
1階が通所施設、2~3階は住むところを探している人に入ってもらおう!
そんな、利用者さんの「やりたい!」を叶える場所を創りたい想いからスタート。

いざ、進めてみると、前例がなく基準や縛りが多く前途多難な状況。
それでも、先代の代表は、これ!と思ったら突っ走るタイプ。
日中グループホームでお風呂に入れることを却下されることを皮切りに、児童福祉法により「男女別に2ヶ所トイレを設置」「2方向に避難場所を設置」の義務づけなど。

日本は福祉国家ではないのか?日本は、世界水準より低くない?

それいゆは、その人のできる動きを引き出し自分でできる実感が持てる。また、明るい雰囲気で過ごせるように言動や施設の雰囲気に最大限配慮。
また、こだわりポイントとしてストレッチャーが下がり浴槽が上がる浴槽を導入。

ナースプラネットの根底にある看護

看護とは、病気や障害そのものだけではなくすべての人を全人的に支援すること
看護が看ているものは病気や障害のものだけではなく、すべての人が生きやすい社会を構築していきたい。そのために、介護職や福祉職、事務職も看護のスキルとノウハウを生かした仕事をしていくよう想いを重ねている。

社長がワクワクする未来を伝え社員と共有するには?

主体的に仕事をしてもらえるにはどうしたら?
社員に当事者意識がないことを悩み、東京中小業同友会の第41期経営指針成文化セミナー受講。
受講中は、受け継がれた想いと歩みを言語化をひたすら深堀りする。

ー それは、ナースネット時代に先代から受け継いだものだった ー

そこで浮かんできたのは、
◯みんな違っていいとみんなが思える社会に
◯自分自身の尺度で幸せを感じることができます
◯障害者は当たり前の生活を送ることができない
利用者さんも社員も、すべての人が太陽の温かみをいつも感じられるように支援する。
それ自体が「それいゆ」の本質である。

経営理念

医療・福祉のプロの力で

すべての人々に太陽の温かみを

私たちはそれいゆです

※それいゆ=フランス語で太陽

私たちは「それいゆ」で何を実現するのか

そもそも人として、生きにくい世の中。
そんな世の中で、生命の維持すら困難を抱える人が生きていてよかったと思えたらと考えます。
すべての人が太陽の温かみをいつも感じられる、すべての人がそうであるために、まず私たちが、まずは「それいゆ」が良き社会の一員となれるように邁進する。

理念が実現した社会「それいゆタウン」

それいゆタウンは、障害者も高齢者も子どももおひとり様もひきこもりもそれ以外の人も、みんながごちゃまぜに集まっていて、それぞれにあてにしあてにされる関係で安心して暮らす街。
このイラストの世界には、社員の夢も詰まっている。

(おまけ)大西さんはこんな人
いつもおしゃれ(ピチカート・ファイヴの野宮真貴さん風のスタイリング)で、チャーミングで芯の通った優しい女性です。
彼女自身が、本当に心の温かい「それいゆ」そのもののです。

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