ポストコロナ3年後の健全経営のためにいまやるべきことを知る

【開催日時】
2021年5月25日(火)18:00~

【場所】
Zoom開催

【報告者】
ウッドエイト社会保険労務士事務所 代表 八木香苗(やぎ かなえ)氏

【事業概要】
特定社会保険労務士 採用定着士 キャリアコンサルタント

内容の要約

Ⅰ.「同一労働同一賃金」への対応について

2021年4月1日から中小企業でも「同一労働同一賃金」が義務化され施行開始。
➀事業主は同じ企業で働く正社員と短時間労働者・有期雇用労働者との間で、基本給や賞与、手当などあらゆる待遇について、不合理な差を設けることが禁止となった。
②事業主は、短時間労働者・有期雇用労働者から、正社員との待遇の違いやその理由などについて説明を求められた場合は、説明をしなければならない。
つまり、職務内容(業務の内容と責任の程度)、人材活用の仕組みや運用などすべての待遇について、均衡待遇をとらなければならないこととなった。
※例えば、55歳以上の人を採用する場合、正社員で採用するのか否か、また、正社員の定義についても、これまでどおりで良いのか、変更するべきか検討することが重要であることが分かりました。

Ⅱ.知って得する助成金 Ver2021について

➀雇用関係の助成金
②事業・研究開発に関する助成金 を併せて「助成金」と呼ぶ。
■雇用調整助成金は、令和3年5月6月は特例措置等、6月30日まで延長。
■キャリアアップ助成金(有期契約労働者、短期間労働者、派遣労働者、いわゆる非正規雇用労働者が正社員への取り組みを実施した事業主に対して助成する制度について、要件、留意事項、概要などの詳細について説明がありました。
このほか、多種の助成金制度について、実施計画の作成、提出、認定されてから実施し、一連の流れを学びました。

【参加者の声】※一部抜粋

(印象に残ったこと)

  • (助成金制度の申請に関して)細かい条件があることが分かった。
  • 働き方改革推進センターで検索するとやり方が分かる、など、話が具体的でした。
  • 計画書と就業規則また雇用契約書の一貫性の重要さを知ることができました。
  • 就業規則の条文の隣のページに意図や思いを書くのはいいですね。
  • 同一労働同一賃金の考え方や助成金の新情報を知れたこと。

(持ち帰って実践したいこと)

  • 65歳超継続雇用促進コース
  • 定着する人材を採用する、自社のカラーに染める
  • 東京都の助成金を申請してみる

(全体の感想)

  • 非常に貴重なる話を聞けて、もっとたくさんの人に聞いてほしい、と強く思いました。 説明がとても丁寧でわかりやすいと思いました。どうもありがとうございました。
  • とても分かりやすくて、素晴らしい勉強になりました。どうもありがとうございました。
  • あたたかく会話しやすく、今後も相談しやすい方々と感じました。参加がなかなか出来ていないので、もっと参加して皆さんと信頼関係で繋がりたいと思いました。