心と研修のプロが語る 未来を切り開く経営力!知っておくべき心のメカニズム「飴と鞭、鞭はいらない」

日時:2020年12月17日13時~14時40分

会場:Zoom

報告者:須賀えり子氏(江戸川支部)

株式会社Ai・フィールド 代表取締役

https://ai-field.com/

参加者数:40名

司会進行の徳永里美さん(薬局経営/薬剤師)

皆さまこんにちは!12月クリスマスカラーに包まれた季節♫このたび都心協の仲間入りをしましたママ経営者の会SUNNY GROUNDの活動報告をさせていただきます。第7回目、そして1年の集大成となります今回の企画は特別な思いで取り組みました。コロナ第3波でもありますので、潔く完全オンラインにしました。現在、運営を6名で行っているヒヨコ経営者の集まりの私たち!誰がどの役をしても進むように、また、不得意なことを得意に変えられる場にしたいと言う気持ちもあり、その都度、役を変えて企画進行します。「ねーねー、何を学びたい?」「そうだねー、やっぱり教育問題かなー」などと対話をし、たくさんの課題の中から、ひとつひとつヒントを得られる内容を考えてきました。本当に人材教育については、悩み多し!子育てしながらの社員さん教育!どちらも人を育てるには違いありません。が、どちらも空回りしているような…こと、ありますよね。そんなとき、成文化セミナー/一緒に学ぶチームでご一緒した須賀えり子さんの仰っていた言葉を思い出しました!「社員教育には、飴と鞭の使い分けが大切と言う方がたくさんおられますけど、正直、飴と鞭の鞭はいらないです。」と!もうー、本当に息が止まるほどびっくりしました。みんな「えー!!!そうなの?子育てにも役立つかも!」と、候補の提案時から大興奮で始まったことを思い出します。ということで、今回、司会進行に手を挙げてくれたのは、薬局経営をし、自身も薬剤師であるまま薬局代表取締役徳永里美さん。すごく控えめなのに軸がしっかりしていて頼れる彼女、ではありますが、司会進行は初挑戦!丁寧に資料を作成して、須賀さんと打ち合わせを重ねて進めてくれました。初めての打ち合わせ終了後「素敵な予感!須賀さんは不安をとる天才で、人の事に気づいて人の話を根気よくきける方。人として尊敬します」と報告がありました。それからあの素敵なチラシが仕上がってきました。タイトルを考える時もすごく、みんな熱かったです。すごく楽しみにしていた当日は、過去最高のご参加人数で感激しました。

<須賀さんのお話>

●須賀さんは義理のお父様の介護経験から「心と体」の実体験/ご主人様の会社経営に20年携われた経験での経営者の意識と視点があり、カウンセラーとして10年の経験と組織心理学の3つで今に繋がっておられます。●ご自身の人材育成の失敗談/急な従業員の無断欠勤。真面目に働いていたのに急に来なくなってしまった。5時間じっくり話をきくことで復帰できた。従業員は失敗続きで不安で自信がなかった。経営者の思いのよらないことで悩んでいると知った。話を聞いてあげることが大事。●ご自身の会社の事例/遅刻する社員に対して無責任だと感じていた。しかし仕事はきちんとしてくれる。なぜ遅刻するのかと考えていたら、ある日その社員が「時間を無駄にしたくない人」なのだということを知った。それを知ることで理解に繋がりストレスが減った。話を聞くことで、最終的に経営者の精神衛生上も良い。●ご自身が自己肯定感を上げていった過程/欠陥人間だと思っていた。立ち直った過程。いっぺんにとろうとせず、今湧き上がっているものに対して一つ一つ真摯に向き合って、必要なことと不要なことを分ける対応をしていく。●怒りの感情は二次感情であり本当の気持ちを見つめて相手に伝えることが大切●人育ては、五感を通してほめる、努力の過程を具体的に●企業のカウンセリングでの事例/多くは始まりが経営者から「この人材をどうにかしたい」という相談。しかし、原因はその行動の本質は社員さんが不安で仕方ない状況になっている。このため誰かを攻撃しようとしているので問題行動に繋がっているとわかる。その方の不安なことをフォローすることで社員が自信をみなぎり会社の業績も上がった。失敗してもいいフォローできる体制が必要。本当は営業やりたいのに経営者の前では不安でネガティブな発言になってしまい心と言葉がちぐはくになっていた。

たくさんのお話をいただきました。須賀さんの得意分野は「眠った可能性を引き出す」まさに!そして、最後にいただいた言葉は「愛と感謝」で人を育てること!感動しました!頑張ります!!

ママ経営者の会では経営や子育てをしながら事業を発展させたいみんなが集まっています。2−3月ごとに新しいテーマで開催していますので、今後ともよろしくお願いします。

文責:袰川咲栄(港支部)株式会社やんかわ商店