主婦×初心者で不動産業起業【千代田区例会レポート】

不動産業界で大活躍!女性経営者:宮下美智子社長

2020年9月・・・まだまだコロナ禍の中、

今回は「激レアさんがやってきた! 相手のためと協調共存を基本にして、東京で非公開・公開の不動産物件を多数扱うようになった、元専業主婦、現シングルマザーのセドナグローバル株式会社 代表取締役 宮下美智子さんの報告会」レポートです。

「激レアさん」というだけあって・・・確かに聞いたことない

もともと専業主婦、しかも小さいお子さんがいた宮下社長は、働こうにも最初は仕事がなく・・・・
不動産物件の掃除→不動産管理・・・とやっているうちに、宅建の資格をとり・・・
→未経験で不動産会社設立に至ったのだそうです。

当初はもちろんお客さんゼロから始まり、もちろん新参者で未経験から同業者のようにはゆかず・・・
なんと、当初は
・生活保護受給者
・外国人留学生
 を中心に商売をしていたのだそうです。
これはかなり条件的には厳しいお客さんです。
つねに「家賃を払っていけるのか・・・」という不安がつきまといます。
そんな不利な状況の中、宮下社長はむしろ
一人ひとり身の上話を聞き、相談にのったのだそうです。
さらに!
不動産物件以外にも
心細さを感じる外国人留学生を励まし、生活についての相談にのり・・・
困っているお客さんには解決するための人ややり方を紹介してあげたのです。
そして、そんな手間を惜しまず人助けを続けていると、
外国人留学生の口コミで紹介がつながっていったそうです。

大胆な行動力で英語も話せずに海外進出!

そんな常に「お客さんのお困りごと」を解決しているうちに、順調に事業は発展していきました。
そんな折「不動産市場や経済はアメリカのニューヨークが中心でまわっている、このニューヨークのことを知り、ここでも不動産業をすることはきっといい!」と思い立ち・・・・

英語も話せず、知り合いもいないニューヨークに一人旅立ちます。

そもそもの起業もそうなのですが、宮下社長は
「行動しながら考える!」
「思い立ったらすぐ行動!
」の人です。
その度胸がすごいと思うのですが、ご本人は・・・
「とりあえず、やっちゃうんです・・・」と飄々とした感じで語っています。笑 

そこから現地でパートナー会社を見つけ、アメリカと中国でも不動産業を始めるようになります。
これらの経験から、
「日本以外の世界にも目を向けるようになった」
「日本で当たり前のことが世界では違う」などの大きな気づきがあったそうです。

挫折も経験・・・


このように不動産業は経験も積み、発展していきましたが挫折も経験しています。
それは新規事業です。
不動産業起業から9年目の2014年、マンゴーチャチャの飲食業を始めます。
これもまた始まりの経緯はユニーク。


台湾の人が台湾ではやっているマンゴーチャチャを日本で出店するので物件を探して欲しいと依頼されました。
しかし、見つけたら今度は
「出店はやめ!だからあなたやって」と頼まれて始めたのです!!
そんなんで始めてちゃっていいのか・・・・と今では思うのですが。
「とりあえず、やっちゃうんです・・・」という宮下社長なので始めたました。
日本初のマンゴーチャチャだったので、マスコミ取り上げられ、コンビニでも販売され・・・
一見順風満帆にもはたから見えましたが、実は内側はゴチャゴチャだったそうです。
・何の飲食業のノウハウもない
・同業がドンドン後に続き、人気が出ていく
・この事業にリソースを取られて本業が疎かになる
・スタッフ育成、組織づくりができずに内輪揉め多発
さすがの宮下社長もお手上げ状態に・・・・
そして、早くも撤退という結末になりました。
(マンゴーチャチャの店は閉じましたが、核のスタッフだけ残り現在ローストビーフ専門店を開業しています)

内輪揉め多発の末、はじめたフィロソフィー勉強会

実はこのとき本格的に始められたのが『フィロソフィー勉強会』です。
社内で会社の理念をみんなで勉強するのです。
もともと稲盛和夫さんを尊敬していた宮下社長は自分でも理念を考え、ときに社員とも共有していたのですが、
内輪揉めが多発し、また、飲食業も上手くいっていなかった当時から週一回本格的に始めました。
セドナフィロソフィ73 というもので73の会社理念があります。その一部は、
・大胆さと繊細さをあわせもつ
・「宇宙の意思」と調和する
・真面目に一生懸命打ち込む
・土俵の真ん中で相撲をとる
・楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する

など・・・どれも普遍的な理念ですね。
これを自分たちの会社や日常の業務にどう落とし込むのか話し合いをするのだそうです。
まさにピンチはチャンス!このときに社員教育をするチャンスなのかもしれません。
宮下社長は言います
『セドナフィロソフィーは家の設計にあたります。
私が最初に建てた家(会社)はその辺の野原に見つけてきた棒と傘を適当に使って作りました。
でも、そんな作りでは風が吹けば倒れるし、雨が降れば濡れてしまいます。
やはり家を作るにはしっかりとした設計が必要です。これさえあればしっかりとした柱を建て雨風を防げます。
そして、今回のコロナのようなまさに災害が襲ってきても、耐えられる家づくりができると思います」

まさに 大胆さと細部にこだわる繊細さを併せ持つ宮下社長はセドナフィロソフィーを体現されているなぁ、と感じずにはいられませんでした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんな現役で活躍中の中小企業経営者の実践報告例会をほぼ毎日東京のどこかの区で開催しています!
特に女性経営者は大活躍中!
・経営について勉強したい
・経営者仲間が欲しい
・販路を拡大したい
・とにかく面白い話が聞きたい
という経営者、事業主の方はこちらのサイトをご覧ください。
ご参加お待ちしています!

↓ ↓ ↓ ↓
東京中小企業家同友会サイト

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です