看護のプロが語る「コロナ禍でも自分らしくいきられる社会の実現!」
日時 9月23日(水)
Zoomによるオンライン例会
報告者 大西真代氏
一般社団法人 ナースプラネット 代表理事
例会参加者 名
(文責/荒川支部 山口優子)
≪事業内容≫
訪問介護(ホームヘルプサービス)、訪問看護、居宅介護支援、福祉用具貸与・販売、共同生活援助(グループホーム)、療養通所介護(デイサービス)、教育研修事業
[ナースプラネットが考える看護とは]
健常・障害の有無に関わらず、すべての人を慈しみの心をもって見守り、全人的な支援をすること。看護職のみならず、社員一丸となって「生きやすい社会の構築に貢献する」を「看護」を通して目指す。
≪報告内容と感想≫
大西氏は、東京中小企業家同友会 第41期 経営指針成文化セミナー受講。セミナー修了後「理念経営」を着実に実践されていらっしゃる、と言うことで足立支部例会で、ご報告頂きました。
同友会北支部 支部長も務められていらっしゃる大西真代氏は、控えめなお人柄でありながら、内面に秘めた正義感と、ご自身に向けた厳しくも誠実な生き方を改めて感じられた例会報告でした。
岐阜県各務原市出身。中高は吹奏楽部に席を置き看護学校では附属している大学の応援部のブラスバンドに所属。「いつも世の中を斜に構えた目線で見る可愛くない子」と、ご自分で話されていらっしゃいましたが、この頃から「自分らしく生きる」や看護に対しての興味が育っていたのだなと感じました。
高校卒業後は、東京大学医学部附属看護学校に入学され、医療の世界に入られました。
外科・骨髄移植・小児科・内科・皮膚科・整形外科と幅広い分野での経験を積まれています。また、看護雑誌の編集にも関わる経験や、ご主人のお仕事の転勤などの関係で、文化の違う地での生活・理念なき医療法人等への疑問、様々な社会の仕組みの中で、少しずつ「何の為に働くのか?」を自らに問いかけていらっしゃった大西氏。
(一社)ナースプラネットの前身・(有)ナースプラネットにパートとして入職。その後、個人的な理由で退職されて、再就職を果たされた大西氏ですが、現在は代表理事を務められていらっしゃいます。
多くの経験を積まれた中で、構築された大西氏のフィロソフィーが、自然の流れの中で、皆さんから認められた証であるのだと思いました。
≪今後の素晴らしい構想・それいゆタウン≫
ナースプラネットの理想を現実化するために、「それいゆタウン」構想を、職員の方々や利用者様にイラスト化して表現されていらっしゃるのは、素敵だなと思いました。
「それいゆタウン」とは、障害者も高齢者も子供も、お一人様も引きこもりも、それ以外の人も、皆々タウンの中にとけ込んで集まっていて、それぞれを「頼り・頼られ」の関係で、安心して暮らす街。
例会参加者より「このそれいゆタウンの実現はいつですか?」との質問に、少し照れながら明言は避けていらっしゃいましたが、次なる目標を内に秘めていらっしゃる大西氏を感じました。
自分らしくいきられる社会は、「頼り・頼られ」の優しい距離感が大事な社会と言うことでしょうか。
ソーシャルディスタンス社会ですが、「それいゆタウン」実現していただきたいです。
10月28日(水)13時~16時、女性部経営チームによる「あきない塾」では、看護の現場から大西氏にご報告頂くことになっています。ご興味のある方、是非ご参加ください。
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